私の素敵なゴールデンウィーク

出来事から
04 /30 2013
このブログをはじめて3度目のゴールデンウィークになり、
今年もまた「家族の中では私だけ、どこも行かなかった、まぁこんなもんだ」
と、いじけとも、諦めとも言える日記で終わるのだろうなと予想していたのだけれど、
今回は違うのだ。

私は今回、ちゃんと楽しい時間を過ごしたぞ。

それは昨日のことである。
昨日娘は学校で、夫は半日仕事であった。
「どうせまた今年も」と諦めモードのワタクシは、
昼過ぎに帰ってきて二階で昼寝を始めた夫と同様、
1階の自分の部屋のベッドでころりと横になって眠った。

2時間後くらいだろうか。
夕食の支度をし始めた頃、夫が二階から下りてきて「映画でも行こう」と言った。
夫のもくろみは分かっている。
まず外食をして8時過ぎからのナイトシアター料金で映画を見る計算だろう。
しかも支払いは全部私もち、見たい映画は夫が見たい「アイアンマン3」のはず。

実は私の財布は非常に厳しい状態であった。
さらに、ナイトシアターで映画を見て翌日仕事というのは
私にとってはちょっとした強行軍となり得る。
だから私は断った。

それでもなんとはなしに物足りなかったので
「喫茶店でのんびり美味しいコーヒーが飲みたい」と代案を持ちかけた。

夫は少々考えた末に、国道沿いに出来た喫茶店に行ってみようと答えてくれた。
よほど機嫌が良かったのか、美味しいコーヒーが飲みたかったのか
夫にしては珍しく、私に優しい返事であった。

わ~いわ~い、私は少しだけ喜んで車に乗った。
しかし、その喫茶店の近くを通って見えたのは「喫茶とカレー」の文字。

コーヒーを飲みたくて行くのに、店にカレーの香りがするなんて、
そのときの私の嗜好にはとても受け入れ難い条件であった。

というわけで、私たちは巨大ホームセンターのフードコートで諦めることにした。
祭日にもかかわらず、夕暮近い時間帯であったことからフードコートは空いていた。
いつもはホットドッグを頼むドトールで、昨日ははじめてケーキセットを二つ注文した。
私たちはアイスコーヒーに、桜のロールケーキといちごのクリームケーキを
互いにつつきあって味比べをしながらいただいた。

とてものんびりとして、穏やかな気持ちがした。
自然とにこにこしていた。
とてもうれしかった。
おいしいねぇ、と何度も言った。

ああ私が求めていたのは、こういう気安さの中の落ち着きと穏やかさだった。
私はきっと、恋人時代のように笑顔で笑顔で笑顔だった。

夫は周囲をふっと見回して「うどん食おうかな」と立ちあがり
柚子のきいた大根おろし入りのぶっかけ冷やしうどんを自分で買ってきた。
美味しいよ、というのでもらって食べてみたらおいしかった。
私も食べる、と立ちあがって牛肉とごぼうのしぐれ煮の添えられたうどんを買ってきた。

うん、おいしいねぇ、おいしいねぇと、やっぱり私はニコニコしていた。
夫は笑顔にこそならないのだけれど、
青年時代のような、爽やかな優しい目で私を見ていたような気がする。

それから私たちはさっさともと来た道を帰った。
これが私の素敵なゴールデンウィーク。

本当に素敵な時間だったのだよ。
幸せだなぁと何十回も思った。
夫もそうだとよいのだけれど。

スポンサーサイト