春と戦争

いろいろ感じたこと
04 /14 2017
桜がふわふわ舞い落ちてる道をちび犬ととことこ歩いて
公民館まで狂犬病の注射を受けに行った。
あんまりいいお天気なので
「今日はまだ17人しか来てないよ」と獣医さんが苦笑した。

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はがきは2枚持っていて、連れてきた犬は1匹。
「いつ死んだの?」と獣医さんのほうが先に聞いてきた。
そして黒オスの名前が自治体の狂犬病注射リストから消えた。

ちび犬はおとなしく注射を受けて、
もと来た道をとことこ元気よく進む。

おひさまが明るいね。
温かいね、ぽかぽかだね。
土のうえには草がもしゃもしゃ伸び出して
ちっさいお花がちょこちょこ咲いてるね。

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桜の花びらが敷かれた道を、知らないわんちゃんとすれ違う。
どのわんちゃんも春に喜んでいるみたいに
しっぽを振って歩いてる。
(注射をしに行くってわかってる?)

こんなに明るい、美しい世界の、
海の向こうには戦争が待ち構えていて、
私はそれを漠然と聞いていながら、
春の命に満ちた世界を、素直に喜んでいる。

海の向こうではじまり、
ここに広がってくるかもしれない恐怖のときも
私は相変わらず間抜けな顔をしているのだろうね。

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