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エアコンが壊れて複数名の死者を出した老人病院のニュースを聞いて
やっぱり暑いと人は死ぬのだと再確認した。
ちなみに真冬、春先なども老人病院の死者は増えたりするらしい。

病院にエアコンは必須なのだが
考えてみればエアコンがあたりまえに普及してからまだ70年も過ぎてはいない。
それまでは病院にストーブはあってもエアコンはなかった。
私が小さかったころは病院も窓を開けていたような気がする。

十代で入院した古い病院は、昼にはエアコンがついても
夜にはエアコンが切れて、暑くて暑くて仕方なかったのを覚えている。
それでも昼間に40度近い気温にはなっていなかったし
東京のど真ん中でもヒートアイランドなんて言葉がまだなかったから
夜に30度を越してはいなかったのだろう。

この夏の暑さは異常なので、
電気屋さんはエアコンが売れて売れて仕方ないのだそうだ。
本当ならメーカーも夏休み返上で生産を増やしたいらしいが
いくらエアコンが売れても、設置業者が足りないために
求められる需要に供給がというか設置が追い付かず
売り手も作り手も、望みうる最大の売上増にはなっていないらしい。

うちの近所の電気屋でもエアコン設置は1カ月先まで待たねばならないそうだが
まさか上述のニュースのごとく病院までもエアコン修理に1カ月待ちとは
正直驚きであった。

ベッド数119床の当該病院では、
電機工事専任者たちなど当然雇用できるわけもないから
多分外部の電気店などに修理を依頼したのだろうけれども
多くの患者を抱える状況を鑑みて
本当に修理まで1カ月待つしか方法がなかったのか疑問が残る。
どうにかして修理するべくたくさんのところに聞いてみたのか、
あるいは専任修理者を擁する病院にでも助けを求めなかったのか。

当該病院は老人病院であるから
まず慢性病の老人が入院していると考えて良いと思う。
さらにHPにあるように終末医療がなされる場であり
もはや飲食の出来ない寝たきりの患者も多いであろう。
飲食の出来ない患者は胃ろうで栄養をとるか
経鼻による経管栄養で生きるか
あるいは今現在の私のように中心静脈から
高カロリー輸液を入れて生きるかのどれかになる。

こういった人々を暑い部屋に置いておくと
鼻から入れておく管はどうにかいけるが
胃ろうの場合は汗によって周辺の皮膚がやられてしまうし
静脈栄養に至っては自分の汗によって感染を起こす可能性さえある。

今回亡くなったご老人にはCOPDの方がいたらしいが
肺がまともに機能しないCOPDの患者は
普段でさえ呼吸しづらいその症状が、暑さによってさらに重たくなり
悪化するとされている。
そんな患者を岐阜の暑い夏にベッドに寝させ続けていたら
どうにかなってもおかしくないのではないか。

老人病院の院長は、老人の患者が死ぬことに対して
もはや無感覚、感情がマヒしているように見受けられた。
老人病院の医師が死に慣れてしまうのは仕方がないこととは思うが
残り少ない生に、もう少し真摯に
患者の身になって対処してもよかったのではないだろうか。
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