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『きみはいい子』

見た映画の感想
09 /20 2018
劇場で公開されたときにも、一部で話題になっていたのだけれど
そうね、これ大きな画面を見つめながら
じっと座って鑑賞していたら、相当心がつらかったと思うのよ。

この映画は
「1年目の小学校教師」が
生徒や親、仲間の教師との対応に悩みながらも一歩を踏み出していく様子、と

「認知症になりかけている一人暮らしの老婆と、自閉症の子供とその母親」の
奇跡的に暖かい人同士のつながり、と

「幼い娘を虐待せずにはいられない、虐待経験の連鎖に生きる母親たちの葛藤」
の3本がきれいにミックスされた映画になっているのだけれど

映画を見る側の経験や立場によって
なかなかに心を打ってくる部分もありそうで、
この映画で救われる人も、大泣きする人も、
名作だと感動する人もいることのどれもに、納得ができた。

私はというと、小さな娘を虐待してしまう連鎖の中にいる母親や、
幼い子にきつくあたってしまう普通の母親たちに
いちばん気持ちが向かった。

私もかつて子育ての最中に疲弊しきって
子供をかわいいと思えなかった時期があり
きつく叱ったり、気が済むまで怒鳴ったりしたことがあるからだ。
あんなに叱ったら、子供はきっとつらかったに違いないのに
映画の中でも子供は親を慕い続けていて、
それがもう、どうしたものやら、ひりひりして。

認知症の老婆の物語と虐待連鎖の母親の物語には
とりあえずその場を落ち着かせる終わり方がもたらされたのだが

もっともハードなのは
小学校の新米教師がこれから経験し見ていくことになるであろう
虐待の中にいる子供たちをどうやって守っていくか、であった。

いま思い出すと、私が小学校の頃にも
どこか普通でない親に育てられていると思しき生徒がいて
先生はときどきそういった家に足を運んで
いろいろと努力をしていたのだとわかる。
あの先生もつらかったのだろうな・・・・



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