義母のこと実母のこと

いろいろ感じたこと
04 /17 2013
今日は、2人の母の話。

まず夫の母であるが、入院経過は良好で、痛みもなく落ち着いて病室で過ごしている。

義母の入院しているのは、夫の実家からバスで数分の病院で、
知る人ぞ知る上野のパチンコメーカー会社や展示場が集合している地域にある。
ショーウィンドゥには
パチンコやスロットのかわいいキャラクター、あるいは劇画調の、
あるいはコミカルな、あるいは3Dっぽいものなどが描かれていて、
通りの雰囲気をなかなか個性的なものにしている。

病院が近いのに、花屋はごく小さいのが1件しかなく、
過去にそこで花かごを作って品質の古さにげんなりした覚えがあるので
義母への土産には、他の駅でクッキーの詰め合わせを買っていった。

義母は入院後、検査も処置も何も無く、
こんなに何もしないのならば、入院なんかしなければよかったかしら?
なんて言っていたが「何もしないでいいから痛みが起きない」のは間違いない。
退屈そうなので売店で雑誌を3冊買って持って行った。

入院中読むのに一番適しているのは、
重量も内容も軽く読んでも読まなくてもいい女性週刊誌だと思うので
それをまず1冊。
そしてそれより少々ややこしいのが読みたい場合は、そこから発展した「婦人公論」。
どちらも「愛」「性」「噂話」「夫婦」などが話題の中心で、
無責任にテレビを見る感覚で流せるところが、おばさん向きなのだ。
(美容院と同じだね~ww
料理系月刊誌やビジュアル系ファッション誌は重いので病人によっては読みづらい)
ほか、
お義父さんもよく来て時間をつぶすのに難渋しているそうなので週刊朝日もついでに買った。

話らしい話はほとんどなく、
「迷惑掛けてごめんね~」「そんなのいいですよ~」の繰り返しみたいなものだ。
それでも一応顔を出したぞという気持ちで終了。

病院前の竹隆庵岡埜で和菓子を買って帰った。
外見はみたらし、中身は上品なこしあんという塩気と甘みがなんとも粋な
門前団子が江戸前でよろしい。
初代最中の皮には小麦ブランでも配合されているのか、
香りが濃いのもちょっと新鮮で、
この店に寄れると思うと今後義母をお見舞いに行く楽しみが出来た。

実母はというと、先日ホームに薦められた病院に二度目の診察に行った。
初診時は認知症の母と半日を費やしたので、私の疲労は半端なかったが
今回は行って診てもらって帰って3時間半ほどだったのでかなり楽であった。

・・・・ただ、どこかに連れて行くと、母はなにか食べて行きたがる。
その「なにか」を決める思考は失われていて「おまかせするわ」となる。
どこだろうとなんだろうと、美味しく食べられるらしいが
前回の初診時の帰路にラーメン屋に寄って懲りた。

前回ラーメン屋に寄ったところ、母は非常に喜んでバクバク食べたが
老人の消化能力を超えている食物だったのだろう、
食べている途中でゲーゲー言い始めた。

食い意地だけは忘却していない母は吐きそうになっている口に
ラーメンを入れようとしては、ゲーっと上げかける。
店のテーブルに嘔吐されたらと気が気ではない私は
ラーメンを食べたがる母を無理やり立たせて、急いで店を出た。

そのようなことがあって、母には外食させたくなかったが、
母は子供のように食べ物屋の前で立ち止まるのだ。
ああ仕方がないなぁ、と思ってパン屋に入り、
小さなチョコレートパンをトングで皿にとって並んだ。

と、振り返ると、母が素手で売り物のパンを握っているではないか!
ああああああああああああ

電車が始発でがら空きだったのを幸い、買った小さなチョコレートパンを
母に電車の中で食べさせた。
(素手でつかんだ大きなパンは買って帰ってきた)
「おいしい、おいしい」と母は喜んで食べ、
チョコレートの付いたビニール袋を舐め、入れ歯を出してはそれを何度も舐め取った。

あさましい姿に、私は何度も目を逸らした。
この母と外で食事をすることは、もう多分ないだろう。
そろそろ無理になってきた。
これが私の母だ。
会って楽しいことは、もうなにもない。
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コメント

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両方の母親の面倒見るのもたいへんですね。

義母さんも、病状が安定してしまうと見舞っても手持ちぶさたですよね。
実母なら何も話すことがなくてもそばにいるだけでもいいですが、義理だとそうもいきませんし。
レッドもそういう間が苦手です。
たぶん義父と二人きりになると何を話せばいいのか。
電話がかかってきてもなるべくなら出たくない気がします。
きらいじゃないですけどね。

実母さんの方も、それはそれでたいへんですね。
認知症ってもの悲しいものですねぇ。
だれもあさましい姿は見たくないもの。
でも、ボケが始まると誰もが意地汚くなるみたいです。

ある人は、自分の一番輝いていた時代の記憶が残るとか言いますね。
だから脂っこいものも食べるし、禁煙していた人でもタバコを吸うのだとか。老人の身体には害でしょうけどね。
老々介護に疲れてつい殺害なんて物騒な話も聞きますが、家族のそういう姿を一番許せないのも家族だからなんですね。
うちも、いずれDV親父を介護しなければなりませんが、元々許せない相手だけに、虐待などしないように覚悟だけはしなければ。
鬼にはなりたくありません。

redeyesさん

双方の親をみる立場になったのは、巡り合わせなんでしょうね。
老親を見ることで、まだまだ私には学ぶことや知ることがある、ということなんでしょう。
私も数年前まで夫の両親とは深入りしたくないと考えていたのですが、嫌だいやだとは言ってられず、そうなってしまいました。
信仰心がなかったら私はいまだ義父義母を受け入れることは難しかったと思うのです。
過去にはかなりひどいことを言われていましたしwww
でもねぇ、おつきあいしてみると教わることはたくさんありましたよ。
認知症になってしまった母のことにしても、私はとても恵まれているのです、いいホームに預けられたし。
大変だなんて愚痴るほどには大変でもないんですよwwww
本当に大変な人はきっとブログなんて書けませんよね。