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きれいになりたい

こころ
03 /23 2014
疲れているはずなのに、ちっとも眠くならない。
ちょっとのことでイライラし、ちょっとのことで感動する。
私はどうやら精神的な興奮状態にある。

理由はわかっている。
今日は教会で結婚式があり
十数年ぶりに本格的なおめかしをしたからだ。

服は10年も前に親戚の結婚式に購入したのものだが
私は多分あの頃よりそれが似合うようになったのだ。

体重は6キロも減り、髪は思いきり減って、
顔は年を取って老けて、
本当ならみすぼらしくなったはずの私に
変化が起きていた。

「かつら」が似合う年になっていたのだ。
これは予想もしなかった。
それは若いころ、病気の激しさで薄くなった頭を隠したいために
病院売店にあったパンフレットを見るなり、電話をし
よく考えもせずに発作的に買い込んだかつらであった。
夏目雅子がうんぬんという、うたい文句に惹かれて買った覚えもある。

地肌がすけすけになった今現在の自らの姿に嫌気がさして
やけくそになり、
買ったまま十年余り仕舞い込まれていたかつらを
今朝つけてみたら、鏡の中の自分に少し驚いた。

それでもやけに髪ばかりが大きく思え、
びくびくしながら式場に行くと、
知り合いはまず私だと気付かず、声を掛けるとびっくりされ
そのうち何人かに言われた。

「かわいい!」「すてき!」と。

そんな言葉を短時間のうちに何人にもかけられて
だから私は今、夜になっても眠れずにいるのだ。

お世辞だろうとは思う。
「大丈夫ですよ、かつらおかしくないですよ」という
あなたの味方的意味合いだろうと思う。
教会の人はほとんどみんな優しくて親切だから
「気にしなさんな」とほほ笑んでくれたのだろうと思う。

でも、私は愚かな50を過ぎた女なので
正直に、「かわいい」「すてき」の言葉たちがうれしいのだ。
本当に可愛いわけでも、素敵なわけでもないけれど
複数の人にそう言われたことが、とてもうれしいのだ。
こんな容姿を、褒められたみたいで、うれしいのだ。

私は痩せて、すじばって、髪は薄くて
ちっともきれいじゃない、そういう50女なのだけれど
それはよくよくわかっているし、認識もしているけれど

「かわいい」がうれしい
「すてき」がうれしい。
それがうれしくて、気持ちが波立って、まだ眠れずにいる。

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